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- レンガについて学ぼう
- レンガの外断熱効果
地球温暖化問題はボクたちの将来に関わる重要な問題。何かひとつでも出来ることからはじめていかなければならないと思ってるんだ。
ご存じの通りレンガは土を焼いて固めた自然の素材。使わなくなったレンガは土に戻すことが可能なんだ。レンガの特性は、熱を加えても有害物質を出さないという点と、他の材料より熱を伝えづらく、逃がさない、そして熱を溜め込むことが出来る点なんだ。
この特性から建物は勿論のこと、パンやピザを焼く釜にも使用され、釜の中に閉じ込められた熱が、パンやピザを美味しく焼き上げるんだ。そのレンガを建物の外側に積み上げた家こそがレンガ積みの家なんだ。レンガ積みの家はレンガの内側の温度を一定にキープ。断熱材の効果とは異なる、レンガならではの外断熱効果はこういった特性から生まれているんだよ。
住まいに用いられる外断熱は、省エネ効果が非常に高く、限りある資源を大切にするためにみんなに関心を持って欲しい技術なんだ。「美しい地球を守るために環境に配慮した住まいで暮らす」そんなみんなの選択が、未来への大きな一歩につながるとボクは信じてる。その大きな一歩につながる家が、ライフ・モアの外断熱レンガ積みの家なんだ。
- 断熱性が向上するんだよ。
- 断熱材が構造材の外側に施工されるため、壁に断熱材を充填する充填断熱よりも、隙間や連続性についての施工精度が上がるんだ。そのうえ、コンセントボックスなどで断熱材に穴を開けることもないから断熱性が向上するんだよ。これらの理由により気密性が高まるから、家中の温度変化も穏やかになるんだ。
- 壁内結露を軽減、建物の耐久性を向上!
- 構造体ごとすっぽり断熱材で包むから、スタッド等構造体の温度が室内と同じになるんだ。そのため壁の中での結露が起きにくくなって、腐りにくく耐久性の高い建物になるんだよ。外側に100年姿を保つレンガを積み上げても、構造が腐ってしまえば意味がないよね。ちなみに内断熱で断熱性を向上させるためには、バリアシートとテープで壁の中に湿気を入れないように施工するんだけど、この方法だとシートの合わせ目のかぶり厚や、シートを傷つけないように細心の注意が必要になるんだ。
- 夏型結露防止に有効!
- 室外が高温多湿になる時期に室内を冷房することによって起こる夏型結露は、断熱材が防湿層の役目を果たし防いでくれるんだよ。
- 空間を有効利用できるよ!
- 充填断熱で、断熱材を入れていた部分を棚などの、埋め込み収納として活用できるようになるんだ。加えて小屋裏空間も、外断熱とその外側の通気層のおかげで気温が上がらず、快適に利用することができるんだよ。
- 使用できる外壁材には、注意が必要でした。
- サイディングや、モルタル仕上げ用の下地を施工するための胴縁という木材を、断熱材を介して躯体に留めるので重い外壁材は適さなかったんだ。でも、ライフ・モアのレンガ積みの家は、レンガを自立させているから外壁材の重さに影響を受けないんだ。
- 外断熱の効果を充分に出すには建物外形の単純化が必要でした。
- 建物の出隅部は平面部より熱が逃げやすい。つまり凹凸の少ない形状の、上下階が揃っている建物が理想的ってことなんだ。レンガを下から積み上げるライフ・モアのレンガ積みの家はこの条件を満たした住まいなんだよ。
- 室内環境の注意点もありました。
- 防蟻処理された構造材が気密層の内側に来るので、安全性の高い薬剤の選定が必要なんだ。ライフ・モアのレンガ積みの家には防蟻剤として、安全性の高いホウ酸塩を主成分とした薬剤を使用しているんだ。昆虫であるシロアリは、体内にホウ酸塩が入るとライフサイクルが止まっちゃうんだ。ホウ酸塩は揮発しないし、自然界に存在するものだから万一人体に入っても、人間を含めほ乳類は腎臓を通して体外に排出されるから、安心なんだよ。ライフ・モアのレンガ積みの家はこういった点にも注意を払って、安全性に配慮しているんだ。
このようにライフ・モアのレンガ積みの家はこの注意点も解決しております。
断熱効果が高く、夏涼しく、冬は暖かい外壁レンガに包まれた家の内部には24時間換気システムを採用し、1年中快適な生活空間を作り出しています。また、内装はお子さまにも配慮し、自然素材を中心に使用しました。装壁にクロスは使用せず、体にやさしいヘルシーペイントで仕上げています。外国と同様にご自分で好きな色に塗り替えるのも楽しみです。さらに床には19mmの無垢フローリングを使い、保湿性も高め、蓄熱式の床暖房も装備、お客様より高い評価を頂いております。